お問い合わせが鳴りやまない!「集客できるホームページ」の作り方 5ステップ

「ホームページを作れば、勝手にお客さんが来ると思っていた」

「高いお金を払って綺麗なサイトを作ったのに、問い合わせは月に1件あるかないか…」

もし、貴社が今、このようなお悩みを抱えているとしたら、それは決して貴社の商品やサービスが悪いわけではありません。

ただ、「集客できるホームページの作り方(設計図)」を知らなかっただけなのです。

こんにちは。私はこれまで、数多くの個人事業主様や中小企業様のWeb戦略を支援し、「ただあるだけのサイト」を「24時間働く最強の営業マン」へと変貌させてきました。

多くの経営者様が誤解されていますが、「綺麗なデザイン」=「売れるサイト」ではありません。

お問い合わせが鳴りやまないサイトには、必ず共通する「仕掛け」と「鉄則」が存在します。

この記事では、Webの専門知識がない方でも実践できる、「集客できるホームページ」を作るための具体的な5つのステップを、専門用語を極力使わずに徹底解説します。

これを読めば、貴社のホームページがなぜ鳴らないのか、そしてこれからどうすれば良いのか、その答えがすべて分かります。


目次

1. そもそも、なぜ多くのホームページは「失敗」するのか?

5つのステップに入る前に、なぜ9割の企業がホームページ集客で失敗してしまうのか。その「根本原因」を知っておく必要があります。

原因1:「誰に」見てほしいかが決まっていない

「幅広いお客様に来てほしいから、誰にでも当てはまるような内容にしよう」

これは、最もやってはいけない間違いです。

インターネットの世界では、「みんなに向けたメッセージ」は「誰にも届かないメッセージ」になってしまいます。

「誰でもいいから相談して」という看板より、「40代からの膝の痛みに特化した整体院」という看板の方が、膝が痛い人には強烈に刺さりますよね。

ターゲットを絞り込めていないことが、失敗の第一歩です。

原因2:デザイン重視で「言葉(セールス)」をおろそかにしている

「かっこいいサイトを作れば信頼される」というのは幻想です。

お客様が問い合わせボタンを押すかどうかを決めるのは、デザインの綺麗さではなく、「そこに書かれている言葉(文章)」です。

「御社の悩みを、私がどう解決できるか」

この説得(セールス)が弱いまま、見た目だけ整えても、お客様は「綺麗なサイトだな」と思って離脱するだけです。

原因3:「作って終わり」になっている

ホームページは、家を建てるのとは違います。公開した日が「ゴール」ではなく「スタート」です。

公開後、何の更新もせず、分析もしないまま放置していては、競合他社に埋もれていくのは時間の問題です。


2. 【ステップ1】 戦略設計:誰に、何を、どう売るか?

それでは、具体的にお問い合わせを増やすためのステップに入りましょう。

まずは、パソコンに向かう前の「設計図」作りです。ここが成功の8割を決めます。

ターゲット(ペルソナ)を一人に絞り込む

「30代〜50代の男女」といった曖昧なターゲット設定はやめましょう。

「たった一人の理想のお客様」を想像してください。

  • 年齢・性別:42歳、男性、中小企業の二代目社長
  • 悩み:先代からの古い体質を変えたいが、社員がついてこない
  • 検索する状況:夜23時、自宅のリビングでスマホを見ながらため息をついている

ここまで具体的にイメージすることで初めて、「その人に刺さる言葉」が見えてきます。

「経営者様へ」と呼びかけるより、「社員との温度差に悩む二代目社長へ」と呼びかけた方が、ターゲットは「あ、これは俺のことだ!」と反応します。

自社の「強み(USP)」を言語化する

競合他社がたくさんある中で、なぜお客様は貴社を選ばなければならないのでしょうか?

「親切丁寧」「実績多数」といったありきたりな言葉ではなく、貴社だけの「強み」を言葉にしましょう。

  • × 親切丁寧な対応
  • ○ 専門用語を一切使わず、60代の方でも分かる言葉で説明します
  • × 迅速に対応します
  • ○ お電話から60分以内に駆けつけます

この「独自の売り」が明確であればあるほど、価格競争に巻き込まれず、「あなたにお願いしたい」と選ばれるようになります。

「ゴール」を明確にする

ホームページを見たお客様に、最終的にどうしてほしいですか?

「なんとなく知ってもらう」では弱すぎます。

  • 電話をかけてほしいのか?
  • 資料請求をしてほしいのか?
  • 無料相談に申し込んでほしいのか?

ゴールによって、サイトの作りは全く変わります。

例えば、電話がほしいなら、スマホ画面の下に常に「電話ボタン」を表示させるべきですし、資料請求なら、入力項目が少ない「請求フォーム」を目立つ場所に置くべきです。


3. 【ステップ2】 コンテンツ制作:お客様の「不安」を消し去る

ターゲットが決まったら、次はその人に向けて「何を伝えるか(中身)」を作ります。

ここでのポイントは、徹底的な「お客様目線」です。

「3秒」で勝負が決まる!トップページの重要性

お客様がホームページを開いて、「このサイトは自分に関係があるか?」を判断する時間は、たったの3秒と言われています。

この3秒の間に、「これは私の悩みを解決してくれるサイトだ!」と思わせなければ、すぐに「戻る」ボタンを押されてしまいます。

トップページの一番目立つ場所(ファーストビュー)には、以下の3つを必ず入れましょう。

  1. キャッチコピー:誰の、どんな悩みを解決するのか?(例:「集客に悩む工務店専門。3ヶ月で問い合わせを倍増させます」)
  2. ベネフィット(未来):貴社の商品を使うと、どうなれるのか?(例:「営業しなくても、お客様の方から集まるようになります」)
  3. 権威性:なぜ信用できるのか?(例:「創業30年、地域No.1の実績」)

「機能」ではなく「未来」を語る

スペックや機能ばかり説明していませんか?

お客様が買っているのはドリルではなく、「穴が開く」という未来です。

  • × この掃除機は吸引力が〇〇ワットです(機能)
  • ○ この掃除機なら、ペットの毛も一瞬で消え去り、毎日気持ちよく過ごせます(未来)

貴社の商品・サービスを通じて、お客様が得られる「嬉しい未来(ベネフィット)」を語ってください。

「顔」を見せて信頼を勝ち取る

中小企業にとって、最大の武器は「人」です。

どれだけ立派なことを書いていても、運営者の顔が見えないサイトは「怪しい」と思われます。

  • 代表者の顔写真とメッセージ:どんな想いで仕事をしているか。
  • スタッフの紹介:どんな人が対応してくれるのか。
  • お客様の声:実際に利用した人の顔写真と感想。

これらを掲載することで、「ちゃんとした会社だ」「安心できそうな人たちだ」という心理的なハードルを一気に下げることができます。


4. 【ステップ3】 デザイン・導線:迷わせずに「ゴール」へ導く

中身ができたら、それを載せる「器(デザイン)」を整えます。

ここでの正解は「おしゃれ」ではなく、「見やすく、使いやすい」ことです。

スマホ対応(レスポンシブ)は絶対条件

今や、ホームページを見る人の7割〜8割はスマートフォンからです。

パソコンでは綺麗に見えても、スマホで見ると文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりするサイトは、その時点でお客様を逃しています。

「スマホで見た時に、ストレスなく読めるか?」「親指だけで操作できるか?」

これを最優先に考えてください。

お問い合わせボタンは「追いかけさせる」

お客様が「相談してみようかな」と思った瞬間に、すぐボタンが押せるようになっていますか?

ページの最下部までスクロールしないとボタンが出てこないのは、機会損失です。

  • ヘッダー(画面上部)に常に表示する。
  • 各セクション(文章の区切り)ごとに配置する。
  • スマホ画面の右下などに、固定で表示させる。

しつこいくらいで丁度いいのです。「いつでもここから連絡できますよ」と、常にお客様をエスコートするイメージで配置しましょう。

入力フォームの「面倒くささ」を極限まで減らす

いざ問い合わせようとしたのに、「住所」「フリガナ」「性別」「アンケート」…と、入力項目が多すぎて嫌になった経験はありませんか?

お問い合わせフォームは、ゴール直前の最大の離脱ポイントです。

項目は「名前」「メールアドレス」「内容」の3つだけにするなど、極限まで減らしましょう。

「入力が面倒」という理由だけで逃げるお客様は、貴社が思っている以上に多いのです。


5. 【ステップ4】 集客(アクセス):お店の前に行列を作る

素晴らしいホームページができても、誰にも見られなければ意味がありません。

砂漠のど真ん中にお店を出してもお客様が来ないのと同じです。

ここからは、サイトに人を集めるためのステップです。

「会社名」以外で検索される工夫(SEO対策)

「株式会社〇〇」という社名で検索してくるのは、既存のお客様か、貴社をすでに知っている人だけです。

新規のお客様は、「悩み」で検索します。

  • 「地域名 + 業種」(例:新宿 税理士)
  • 「悩みキーワード」(例:相続税 対策 相談)

これらのキーワードで検索された時に、貴社のサイトが表示されるようにする必要があります。

具体的には、サイトのタイトルや本文の中に、これらのキーワードを自然な形で盛り込むことです。

また、「お役立ちブログ」を更新し、お客様の悩みに答える記事を増やすことも、Googleからの評価を高める有効な手段です。

Googleマップに登録する(MEO対策)

店舗ビジネスや地域密着型のビジネスなら、Googleマップへの登録(Googleビジネスプロフィール)は必須です。

「近くの〇〇」と検索した際に、地図と一緒に貴社が表示されれば、そこからホームページへの流入が期待できます。

無料でできて、効果絶大な集客方法です。

即効性を求めるなら「Web広告」

SEO(検索対策)は効果が出るまでに時間がかかります。

「今すぐ集客したい」という場合は、GoogleやYahoo!、SNSの広告を活用しましょう。

広告はお金がかかりますが、ターゲットを絞って配信できるため、「興味のある人だけ」を効率よくサイトに連れてくることができます。

「1万円使って、3件の問い合わせ(30万円の売上)が来た」となれば、それはコストではなく立派な投資です。


6. 【ステップ5】 分析・改善:24時間働く営業マンを育てる

ホームページは公開してからが本番です。

実際に運用を始めると、「思ったよりここが見られていない」「このページで離脱している」といった課題が見えてきます。

アクセス解析ツールを入れる

「Googleアナリティクス」などの無料ツールを必ず導入しましょう。

これにより、

  • 何人がサイトに来たか?
  • どこから来たか?(検索?SNS?)
  • どのページが一番読まれているか?といった「数字」が見えるようになります。

PDCAを回し続ける

数字を見ながら、改善を繰り返します。

  • 「トップページの離脱率が高いな」→「キャッチコピーを変えてみよう」
  • 「ブログからの流入が多いな」→「もっとブログ記事を増やそう」
  • 「問い合わせボタンが押されていないな」→「ボタンの色を赤に変えてみよう」

この小さな改善の積み重ねが、半年後、1年後に「問い合わせが鳴りやまないサイト」を作り上げます。

Webサイトは、手をかければかけるほど、優秀な営業マンへと育っていくのです。


7. まとめ:ホームページは「コスト」ではなく「投資」である

ここまで、集客できるホームページの作り方をお伝えしてきました。

やることが多くて大変そうだと感じたかもしれません。

しかし、これだけは覚えておいてください。

「正しく作られたホームページは、貴社の資産になる」ということです。

求人広告は掲載をやめれば終わりですが、ホームページは一度作れば、24時間365日、文句ひとつ言わず、貴社の魅力を伝え、お客様を連れてき続けてくれます。

それは、優秀な営業マンを一人雇うよりも、はるかにコストパフォーマンスの良い「投資」です。

「とりあえず安く作っておこう」ではなく、「しっかりと集客できる仕組みを作ろう」。

そう考え方を変えるだけで、貴社のビジネスは劇的に変わるはずです。

もし、ご自身で全て行うのが難しいと感じたら、この「5ステップ」を理解しているプロのパートナー(制作会社)に相談することをお勧めします。

単にデザインするだけでなく、「誰に、どう売るか」を一緒に考えてくれるパートナーこそが、貴社のビジネスを成功に導いてくれるはずです。

貴社のホームページが、多くのお客様との出会いを生み出す「最高の場所」になることを、心より応援しております。

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